校長ブログ 入学式の式辞
4月9日に入学式が行われました。校長の式辞を掲載します。
2026年度和光中学校 入学式 式辞
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。今日からみなさんは和光中学生です。みなさんの入学を私たち教職員は心待ちにしていました。それは、みなさんの先輩になる在校生も同じ気持ちだと思います。街中には、さまざまな花が咲き、みなさんを祝福しているかのようです。
保護者の皆さま、お子様の和光中学校へのご入学、心からお祝い申し上げます。
小学生から中学生へと大きな節目を通過することになります。感慨もひとしおのことと思います。これから、心身ともに大きく成長し自立に向かっていく彼らを、一歩離れて見守っていくことも大切ということを頭の片隅においていただければ幸いです。
ところで、ひとが成長するのには何が必要なのでしょうか。人間も生命体ですから、栄養や休養は必要です。中学生の皆さんはこの点については、まだまだ親に頼っていることも多いことでしょう。そういう点では、保護者の皆さんの協力は不可欠です。どうかその点には心を配っていただきたいと思います。同時に、自立していくためには、中学生の皆さん一人ひとりが自分の身体や生活に関心を持っていくということが、これからの時間、大切だということは強調しておきたいと思います。
そして、成長していくには生物的に満たされているということに加え、精神的な刺激も必要だということがあります。その刺激の多くは、ひととひとの関わり、対話ということによって得られると私は考えています。そのことを実感させられたのは、実はコロナ禍のことでした。思い出して欲しいのですが、みなさんが小学校1年生に入学した、6年前2020年のことです。全国で4月・5月は学校が閉鎖されていました。6月から登校が再開されましたが、クラスの半分しか登校することができなかったり、机と机の間がものすごく離れていたりしたのではないでしょうか。そしてマスク姿で、同じ教室の子がどんな表情をしているのか分からない、ということがあったと思います。そういう状況の中ではどうしてもお互いの関わりが弱くなってしまったということがありました。和光という学校は、ひととひとの関わりを求める学校であり、そのことを2年前の卒業生は「日本一めんどうくさい中学校」と表現しました。その作文は今でも和光中学校のブログで読むことができるので、ぜひ目を通してみてください。
今、世界の様々な地域で、この時間も上空から落ちてくるミサイルや爆弾に悩まされている子どもたちがいます。みなさんは、日本にいてそのようなことを考えずに日々過ごしています。今、空からミサイルが落ちてくることを心配していた人はおそらくいなかったのではないでしょうか。そうした状況に感謝しつつ、世界のあらゆるところで、皆が平和に暮らせる世の中を共につくっていきましょう。そのためには、自ら学び様々なことを知り、考え抜いて行動していくことが必要です。その一歩を今踏み出しましょう。これからの和光中でのみなさんが充実したものであることを私たちは心から願っていますし、そのための手助けは惜しみません。少しだけ勇気を出して、前に踏み出していってください。
2026年4月9日 和光中学校 校長 橋本 暁