2年生 秋田学習旅行 お別れ感謝の会

秋田学習旅行最終夜は、この学習旅行にかかわったすべての人が集まって、お別れ感謝の会を開きます。

生徒たちは作文と合唱で、感謝の気持ちを伝えました。


生徒の作文を紹介します。

「秋田のやさしい土」

 26日は農作業体験初日だった。農家さんとの打ち合わせを終えて田んぼに行くと、土がちがった。ねちょねちょでもパラパラでもなく、もちもちだった。この土には、農家の父さん母さんの心があらわれているのだと思う。父さん母さんに初めて会ったときに、正直に思ったのは、「おだやかで明るそうな人」だった。田んぼの土も同じだと思う。どんな生物も受け入れるやさしい土。人がつくったものは、合唱や演劇も、つくった人の性格が出るものだと聞いたことがある。それが土にあらわれていた。ピリピリした荒っぽい人では、もちもちした土をつくることはできないと思う。秋田の土から「なにかをつくるときの心がまえの大切さ」を学んだ。
 農家さんは自然農でやっていると言っていた。それが「やさしい土」の秘密なのだろうか。たしかに早くに結果を求めたり、農作物の成長を待つことができないときは、自然農をせずに農薬や肥料を与えてしまうかもしれない。農薬などは自然にやさしいとは言えない。やさしい土とは、農家さんの1つ1つの努力の結晶だと思う。ものごとは1つ1つていねいになさなければならない。秋田の土から、2つのことを学んだ。
 これから大きな壁にぶつかったときには、秋田の土から学んだ心がまえの大切さと1つ1つていねいにやるという2つのことをいかしていきたいと思う。
 秋田の父さん母さん、本当にありがとうございました。

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