1年生 総合 パレスチナから世界を眺める
1年間、社会で世界の地理を学んできた1年生。
JICAで働く卒業生を講師に招き、「パレスチナから世界を眺める―中東に暮らした私が覗いた、そこに生きる人たちの眼差し―」と題して、パレスチナの“今”をお話ししてもらいました。
はじめに投げかけられたのは、「ガザでの暴力が終わらないのはなぜだろう」という問いでした。
休み時間は、パレスチナ産のオリーブ石鹸を実際に手に取って、触ったりにおいをかいだり。日本から離れたところにあるパレスチナを肌で感じます。
講演を通して「遠い世界の話」ではなく、「人」としてのつながりを見つめてほしいというメッセージを受け取りました。
生徒たちの感想を紹介します。
「今まで私は自分一人が何かを起こしたって変わらない『無力』だと考えていました。ですが、今日の話を聞いて、すごくささいなこと、例えば家族でこの話を共有したりすることや、戦争に加担する会社の物を買わないことなど、自分でもできることがあると知って、自分はめんどくさいからやらない理由を探していたんだと感じました。」
「私たちみたいにごはんや電気、水や家、家族がある暮らしは当たり前じゃないことに気づかされました。ガザ地区の人たちは、自分にできることをやって変えようとしているのに、色んな物を有り余るくらい持っている私たちが何もしていないのはおかしいと思いました。『知ることをやめない』という言葉がすごく心に響きました。知らなければ何もできないから、興味を持って調べてみることの重要さがわかりました。『行動してみる』をできることからやって、ガザの状況も、地球の環境なども変えていければいいと思いました。」