1年生 社会 知っているようで知らないインド

1年生の社会科・地理分野では、特別授業として「1. ことばから考えるインド」、「2. 衣服と食から知るインド」というテーマ(今後も続く)で学んでいます。

「1. ことばから考えるインド」では、まず地図帳に載っている「おもな言語:ヒンディー語、英語」という表記に焦点を当て、デーヴァナーガリー文字で自分の名前を書いてみることに挑戦しました。その後、多言語表記の実物のインドのお札を観察することから、多言語・多民族のインド社会のありように触れました。多言語社会のインドでどうして「英語」が「おもな言語」になっているのか?という問いを立て、植民地支配の歴史、そしてお札の肖像を入り口に、マハトマ・ガンディーやインド独立に関してなど、「ことば」を入り口にどんどん広がった発見・学びをしています。

「2. 衣服と食から知るインド」では、実際にインドの衣服を着てみたり、スパイスの香りを嗅いでみたり、教員が実際にインドで調査研究をしていた頃の話などを交えながら、体験型の授業を行いました。ターバンを巻いている友人の話から、宗教による衣服の違いや、シィク教寺院における食事の実践にも目を向け、人々の多様な生き方について学んでいます。

複雑で多様なインド社会の一部に触れてみることで、自分たちの持っている「当たり前」を疑い、多様な世界と人々のあり方に目を向けるきっかけとなればいいなと思っています。

 

(撮影時のみマスクを外しています)

1年生 インド

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